2008年5月16日金曜日

1X07A186 横田圭洋 A++







安田生命ビルが空き地のように立ち上がる。その下に人々の生活がある。眼に輝きが感じられない。午後過ぎた車内に一人、光が溢れる。遥か彼方のビルの間に陽が沈んでいく。夕陽の光が溢れる様、豊かに実りある様に都市の人々の光景が空虚に感じられてくる論理。黒幼く塗りつぶすように描くタッチが、存在感を強めている。(入江)