2008年5月14日水曜日

1X07A193 Yu Watabe A++







非常に精緻な内部空間を持つ。インテリアデザイン的作品。内部は意図的に暗く保たれ、闇の中で、グラデーションを持った光が微細に広がっていく。暗さによって光を際立たせた秀作(池村)

1X07A110 TAKITA SATORU A++







パンチングメタルの重層によるモワレがテーマである。現代的なインテリアの雰囲気が感じられる。3つの面に赤、青、黄の透明版を入れ微妙に面に表情をつけている。
軽快さはあるが、何故か、作品にさめたところを感じてしまう。時代性なのかもしれないが、個性的な作品をもとめてしまうのはわたしだけであろうか。(日置)

1X07A005 Tomoki Abe A++







アクリルの中にストローが充満している。ストローの一軸的な指向性を考慮した上で、光の取り入れ口はストローのマッスをズラした部分として、その全面にポリフィルム緩衝剤をかざして光を取り入れている。視点の移動によって、強弱の光が多様な光を作り出す佳作である。(入江)

1X07A031 及川光早 A++







15cmの立方体の空間を知の空間として制作している。障子に見立てた面が凹凸状に光源に向かって層を成している。滲み出る光のような表現をといえるが、その方法が適確な表現であったか考えた方が良い。作品を丁寧につくり込む姿勢の中から方法を見出して欲しい。(入江)

1X07A163 町田慎太郎 A++







都市的な様相が作り出されている。垂直・水平の構成、金属質の質感、黒幼ずむ物質、霧状のヴェールをかぶった視界、光が遠のいてく暮れる中心部分の映像が浮か上がってくる。方向は正しい。15cm立方の開口部まわりにキゼンとした制作態度を期待したい。(入江)

1G06D701 イイヅカテッペイ A++







グリッド状にスリットの切られた正方形の光の箱の内部は、鏡張りになっており、光のグリッドが無限に続くことを意図したと思われるが、その連続は光のゆがみと拡散によって、不思議なゆらめきを放ちつつ、ぼんやりと広がっていく。理知的な部分とあいまいで感覚的なニュアンスを合わせ持つ作品。(池村)

1X07A161 ホリイショウタ A++







乳白色の樹脂素材で構成された本作品は、内部の有機的なフォルムと相まって、独特の素材感が感じられる。内部にあまり光が透過されず、光に対しての強い表現が感じられない事が惜しまれるが、この作品が放つ一種の潔癖性的なフェティシズムによって、高い完成度を得ているのではないか。(鈴井)