2008年7月7日月曜日

1X07A122 田村 正 A++








分厚い作品。大小のグラデーションの蝶番8つによって展開される。壁と開口部/扉が綴れ織りに作られている。制作の精度が高い。開口部/扉の中心に向かってScaleが大きく捉えられていく。多様な扉のデザイン、枠廻りの表現などこの作品にかけた力量を感ずる作品。繰り返される空隙の無効に、巨大な空虚(死)があるのだろう。(入江)