2008年5月14日水曜日

1X07A086 SAKUI MAKOTO A++







洗剤の泡が入っていて、箱を振ることによって無数の泡が生まれる。
泡にうかぶわずかな光の反射が、この作品のテーマであろう。穴がかすかに入る光を表現したかったのか、自然光をこだわりなく取り入れたかったのか、箱の光のとり方に迷いがあったのではないか?箱をおおう銅板をおもしろくつくっているが、どこか「光の箱」のテーマからズレた感があるのが残念である。泡をしぼって、形をつくっていくと、かえってメッセージの強い作品になったと思う。(日置)