2008年7月7日月曜日

1X07A003 赤山 樹 A+








シャワーグリップから、降りおろされる、止めどもない湯。浴槽底にそって流れる湯が排水口にそって渦巻いている。浴室を利用している人の存在が、この場の雰囲気の不安感を募らせる。生活の日常の道具を使って、また床面すれすれの視点の選択によって、「死」の予感を表出した佳作である。(入江)